こんにちは篠原です。
引き続きまして絨毯納品日記その2をご覧いただきましょう
前回の絨毯納品日記その1は(→
こちら)
イランの国の地図の中心部に位置する都市「ナイン」
ペルシャ絨毯の五大産地として名高い産地ですが、実は砂漠地帯のど真ん中に位置します。オアシス都市とも呼ばれ今でも古い町並みが残る希少な地域です。
1920年頃に近隣の都市イスファハン(これも五大産地です。。。)の指導が行われ本格的な絨毯の産地として成長していき、今では五大産地に名を馳せるほどの堂々とした風格を持った絨毯を作成する産地です。
今回のお客様H様はこのナイン産の一枚に運命的な出会いをしました。
まずはビフォアーをご覧いただきましょう。
ホワイト系で統一されていましたインテリアにピリッと聞いたブルーの一枚が更にお部屋の格式を上げてくれました。
敷く前も統一感のある素敵なインテリアだったのですが、敷いた後はゴクリと唾を飲み込むほど大胆に空間の科学変化が起こりました。
上質な色使いと上質な織はナイン産絨毯の真骨頂。
正統派のデザインを多く手掛けるナインの趣向は高い織り込みの技術が要求されます。
また、「ナインブルー」っと呼ばれるアイボリーとブルー系を基調として落ち着いた色使いは、高貴さと優美さを両方とも兼ね揃えた贅沢な一枚っ
ちなみに今回洋室に敷いていますが、こちらのナイン産の正統派のデザイン・色使いの絨毯は先日のT様邸のような和室にも合わせやすく、日本人に最も愛されている絨毯の一つと言い切ってしまってもおかしくありません
H様のこちらの一枚も、前回のT様のビジャー産の一枚と同様にデザインの輪郭をシルクを使用して立体感を出しています。
写真から立体感を感じ取れるのはそのシルクの効果が出ているのでしょう。
近くから撮影した一枚。
ブルーの面積が多くブルーのイメージの一枚ですが、可愛らしいピンク色の花が目に入ってきます。
H様も私もこの刺し色に心奪われてしまいましたw
カッコいいクールなイメージの絨毯に華奢なピンクの花が本当に素敵な一枚でした
H様、本当に素敵な空間になりましたねっ!お店で見た時よりも絨毯が素敵に感じました。
H様邸のインテリアにぴったりの最高の一枚になります事を確信しております^^
篠原